『ちわ(*゚ー゚)v
いいよ♪なんかあった?』


私は無難にメールを作成して佐倉君にメールを返した。


少ししたら佐倉君からの返事が来た。


えーっと。なになに。


内心ドキドキになりながら佐倉君のメールを読んだ。


だって恋愛相談なんてされたことないからね。それに内容によっては私が傷付きかねないし。


『ありがとう(´▽`)
誕生日プレゼント買ったはいいけどどういうタイミングで渡せばいいかわからなくてさ(-o-;)で、その時に告白もしたいと思うんだけどどうしたらいいと思う?』


うわー。やっぱり一番見たくない内容だった。


私は溜め息をつきながら「これはどうしたらいいと思う?」と菜美に尋ねながら携帯を見せた。


佐倉君からのメールを菜美に見せると菜美はしかめっ面をした。


「佐倉君。由衣の気持ちを知らないからってこれは酷だわー」

「知らないというか私なんかに眼中にないって感じかな?
やっぱり佐倉君にとって私はクラスメートなんだと思う」


例え小学生の頃とは劇的に変わったとしても佐倉君には関係なかったってこと。
佐倉君は地味だった時の私でも声をかけてくれたのだから。


自分でそう思ったのになんか泣けてくる。


「由衣! 大丈夫?」

自然と涙が流れてたのか菜美が私の背中を擦りながら抱き締めてくれた。


あぁ。自分はなんて情けないんだろう。
これが私だって思っても小学生の頃と全然変わってないじゃない。いつも誰かの助けをただ待ってた昔と変わらない。


私は菜美に抱き締められながら泣いた。