* * *



「えっ?」


お昼休みが済みもうすぐ本鈴のチャイムが鳴るという時に来たメール。


メールを開くと宛名には佐倉君の名前が記されていた。


何の気なしにメールを読むと有り得ない内容のものだった。


『急な話で悪いんだけど明日買い物に付き合ってくれない?』


メールの内容を見た瞬間に私は固まってしまい、その場に立ち止まってしまった。



「由衣? どうかした?」


私が立ち止まっていることに気づいた菜美が振り替えって私を見た。



「うぅん。なんでもない」


心配させないように笑顔で答えると菜美を追い抜き教室まで走っていった。




頭ではなんで?って言葉がぐるぐると渦巻いていた。