好きとは言えなくて…

佐倉…竜貴?


私は男性の名前を聞いて、考えながらももう一度男性の顔を見た。


この顔って小さい頃に見たことある。


「あっ! もしかして人気者だった、たっくん?」


思い出した途端にどんどんと昔のことが映像みたいに頭に流れ込んできた。


佐倉君は明るくて優しくてクラスの人気者だった。


そんな彼が私の憧れだった。


だって私は地味だから。