眩しい。 キラキラと太陽が輝いてて 蝉がミンミン腹の底から鳴いてる。 目の前には大きな木。 木漏れ日が綺麗。 夏の香りが胸をくすぐる。 夏休みが始まったばかりのあの頃。 胸を躍らせていたあの時。 木漏れ日の中で絵を描くあの人に言われた。 真琴、あなたはあなたの色を見付けなさい。 今のあなたは何色にでもなれるんだから。