あたし、花火。[短編49P][企画]

 あたしのはだけた胸元には、先生の手。




 それで先生はビビッてしまった。





 そして、あたしを徹底的に避けた。



 その極端さで周りにバレた。





 ――そして、あたしを悪者にした。




「あたし、あの後に振られたのよ」


 振られた、という表現でいいのかは分からない。

 なかったことに、されたから。