高校生になったオレは、ハンドボールという、マイナースポーツをやっていた。

運動部だけど、楽ができそう。という理由で入ったのだが、実際入ってみると、顧問は体育大学出身で、ハンドボールに人生を捧げて来た熱血教師だった。

入ったが最後、公立高校なのに、野球部並みの過酷な練習の日々。

途中退部する奴も現れる中、オレはなんとか生き残っていた。

不思議なもので、そうやって残ったメンバーの7人の間には、いつの間にか熱い友情が芽生え、何でも話し合える仲になっていた。