青春スパイ大作戦【短編集】

いつもなら、なかなか終わらない授業も意に反してあっちゅー間に終わり、とうとう昼休み。

全く味のしない弁当を食べて隣の教室に移動し体操服に着替える。

いよいよ、運命の時か。
あぁ、何かお腹痛くなって来た。
このまま、盲腸にならへんかしら?

そんな思いも虚しく、いよいよ運命の五時間目が開始。

ランニングが終わり、準備体操が始まる頃、職員室からカッパがのっそりと現れる。

あぁ、侍が切腹する時ってこんな気分なんかなぁ。

なんて、思ってると、

「ムラニシ!ハルヤマ!ちょっと、来い」

ついに俺とマゲ(隣のクラスだが体育の授業は2クラスが合同でやる)は、名前を呼ばれる。


隕石、、、落ちなかったね。