青春スパイ大作戦【短編集】

朝。

オレのクラスに、再びカネゴンとマゲがやって来た。

そして、開口一番、

「後は、任したー!」

笑顔で言われた。

朝一から、ナンノコトデスカ?

「いやさ、昨日関係者全員呼び出されたけど、にぃしぃこんかったやん?
だから、みんなお前がやったってことにしといたからー!ゲラゲラ」

・・・・・・・・・・・・。


「にぃしぃって、ほんまエロぃよな?」

いやー、それほどでもないよー。

「夢精って、気持ち良いん?にぃしぃしたことある?」

ふっ、あれを体験したら普通のオナニンがただの摩擦運動にしか感じられないぜ?

「にぃしぃのことエロキングって呼んでもいぃ?」

ヲイヲイ、キングって!
そんなこっ恥ずかしい呼び方勘弁してくれよ!
まぁ、でも、どうしてもってんなら別に呼んでもええけどなっ。フハハっ


・・・・あの頃は、良かったなぁ。