青春スパイ大作戦【短編集】

喫茶店で時間を潰していると30分遅れてヨッシーが店から出てきた。

彼の顔は、オレとは違ってツヤツヤしている。

そして、オレのヤツレた顔を見て、大爆笑。

「ウンウン、そんなこともあるわな」

お互い経過を報告して家路に着く。

横浜駅でヨッシーと別れ、一人家に向かう帰り道。


気付いたら、『上を向いて歩こう』を口ずさんでいた。