「ヤッター!待った甲斐あったなー!」 俺達は、お互いに歓喜の声を上げ、この喜びを共有した。 試合中でも、こんなに心が一つになったことは、そう無い。 が、そうやって、喜ぶ俺達を見て、後から入って来た男は、俺達の目的を察知したのか、ハッ!とした表情をしていた。 俺は、それに気付いたが、こちらの思惑がバレたところで、大した問題じゃ無いと考えていた。 もうしばらくしたら、あいつは風呂から上がるはずだ。 そうすれば、耐えに耐えて、待ち望んだ俺達の天下よー!