今更何を言う気なんだ。 もしかして、逆転満塁サヨナラホームラン? オレの落ちかけた心拍数が、また上がり始める。 「実は、ワタシ・・・・」 しばしの沈黙。 オレは、早く続きの言葉を聞きたかったが、それを促すことはできなかった。 「実は、ワタシ・・・・ シマ君と付き合うことになったの」 高鳴ってた心臓が、キュンって。止まった。まじで。