オレの心拍数がどんどん落ちていく。
彼女は、どう言ったらいいかを必死に考えているようだ。
「あぁ、いいよ、気にせんでも」オレは、さっきよりも明るい声。
「あ、うん。あの、凄い考えたんだけど・・・、ごめんなさい」
「・・・そっか。しゃーないねーーー。ありがとうな。でも、これからも今まで通りヨロシクな」
オレは、落ち込みながらも今後のことを考えていた。
「じゃぁ・・・」
オレが、話を終わらそうとした時、
「あ、ちょっと待って!」
彼女が、叫んだ。
「実は、ムラニシ君に言わなきゃいけないことがあるの」



