それからも精神科に行く度に俺は志音を捜した。 志音を見つけると2人で、たわいもない話をして仲を深めていった。 志音はよく笑って、普通の男子高校生と変わりはなかったー… いや、変わりはないと俺が思い込んでいただけだった…。 志音が普通の男子高校生ではないと思い知らされたのは、俺達が出逢って3ヶ月が経った頃だった。 その日は雨が降っていて、志音の顔色もあまりよくない日だった。