女が来るまでの長いようで短い時間。
異様な雰囲気が漂う中、倉庫の入り口辺りからざわめきが広がり始め、女が倉庫の敷地に連れて来られた事が分かった。
すると人混みを掻き分けて夜琉たちの方に向かってくる亮がいて。
「璃玖、女来た。」
「うん。」
「ちょうど俺と千佳と同じぐらいに着いたみたいで、今千佳が女と話してる。」
「そう…。わざわざありがとう。」
「女どうするわけ?」
「それは夜琉がきめる事だから。ねぇ、夜琉。」
璃玖はそう夜琉に話をふった。
「璃玖、由莉を突き落とした理由を吐かせてこい。」
夜琉はただ、タバコを片手に冷たく吐き捨てた。
「はいはい。」
小さく返事をした璃玖は侑と颯、亮を引き連れ女の元に向かった。
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「痛いって!!何すんの!?」
半ば無理やり連れて来られた女はただ悲鳴をあげるだけで。
「嫌だってば!」
自分が置かれている立場を理解出来ないでいた。

