幹部部屋に上がった3人。でも弘樹は状況が把握できてなく
「とりあえず、ある程度の事は侑に聞いた。でもなんで由莉が階段から落とされたんだよ!」
と聞いてきた。
「由莉ちゃんとも夜琉とも犯人は接触していない。だから理由と犯人はまだ分かってないんだ……。」
「ちッ!」
「でも……俺の推測だけど…
夜琉と由莉ちゃんが二人で繁華街に出たときに、誰かが二人の事を見ていたのかもしれない―‥。」
「はっ!?何で璃玖は二人を繁華街に行かせた訳?由莉が那妃ってバレるような行動は避けないといけないって分かってるだろ?」
「一応ここより遠い繁華街に行かせた。」
「一応って…!!!!!!!!」
イライラし過ぎたようの弘樹は怒鳴り声を上げた。すると今まで黙っていた紅雨は
「璃玖に怒鳴るなよ!!璃玖なりに二人の事は考えていただろうしいつかは那妃ってバレる事は分かってただろッ!」
と反論するが弘樹は
「今回、バレるだけじゃなかっただろうがッ!由莉はケガしてんだぞっ!一番の問題点はそこだ。
下を見てみろよッ!那妃が大ケガしたって事で動揺して、夜琉だってここにいない。璃玖は夜琉と由莉の重要さを図り間違えてたんだよ!」
と言った。
「ッ…‥!」
璃玖は目を伏せ、紅雨は反論のしようもなかった。
なぜなら弘樹の言ってる事は妥当だから…。