浮かれていたんだと思う…


私が夜琉と付き合って、幸せになる。


そうなる事で夜琉の事をスキだった子は少なからずはいて、少なからずは傷ついていた。


そんな事は分かっていた。


それでも夜琉がスキだったから…それ以上に夜琉がスキだったからーー…



自分の幸せを優先してしまった。


自分が夜琉といる事で傷つく子がいるのに…っ!!!


分かっていたのに…夜琉と一緒にいたいと願った私。


私の指が一本麻痺してしまったのは“幸せの代償”なんだと思う…。






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「おっはよー」


千佳の元気のいい挨拶が聞こえて朝だなぁと思う。


また一週間が始まったと思うと早いな、と感じる。


カラオケ屋に行った日は、そのままマンションに戻ってゴロゴロ過ごした。


土日はいつものように、倉庫に行って那龍のみんなと遊んだ。

そして今日が月曜日。