「大丈夫だ。」
力強く言った夜琉は優しく笑っていて、
「で、どっちがいい?」
本当、かっこいいー…。
「夜琉はどっちがいい?」
「俺はどっ「ちでもいいはなしね。」
「本当、由莉には適わねぇよ。」
「なにが?」
「何でもねぇよ。カラオケ行くか?」
「行く♪カラオケの方が行きたかったし。」
「ふっ…そうかよ。」
と言って歩き出した私と夜琉は手を繋いでいて、
本当に幸せー…。
だけど、この時私と夜琉の後ろ姿を遠くから恨めしそうに眺めていた私と同じ高校の先輩がいた事に気づかなかった…。
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