そう思っただけで心わスーッと軽くなった。 それと同時に、 まだ自分わ生きていていいんだー… そう思ったー‥。 お兄ちゃんが死んでからわ、自分わ必要のない人間で、いつ死んでも構わない人間だと思っていた。 だけど、ここにいるみんなわ私を必要としていてくれるー‥ ただ、純粋に嬉しかったー‥ ここにいるみんなわ、 ここにある那龍わ、 私のかけがえのない宝ー… 何にも変える事の出来ない宝物ー… 「紅雨…ありがと。」 心を込めて御礼を言った。