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「どれにしようかなぁ?」


と楽しそうにニコニコしながら笑う千佳を見てため息をつく。

呆気なく始業式は終わり、ホームルームも終えた私達は朝の約束通りに駅前のカフェに来た。

でーーー


「このイチゴパフェでいいや♪」


私は千佳にイチゴパフェを奢らないといけないらしい…。


「分かった。」


と小さく答える私に反論する千佳。


「由莉が私に心配かけるからよ、奢るぐらいで許してあげる私って素晴らしいっ!!」


「はいはい。」


と軽く流して注文をする。
しばらくして千佳の前にはイチゴパフェ。私の前にはミルクティーが置かれた。


店員さんが立ち去ると千佳はすぐに笑みを消し


「で、何があったの?何であんなに連絡取れなかったの?」


問いただす口調で話しかけてきた。