「何でお前が無紅狼なんて呼ばれてるのかは知らない。だいたいの予想はつくけど。」


「…。」


「でも、那龍と雅を使って死のうとするな。誰かに甘えてすがっている証拠だ。死ぬなら1人で死ね。人様に迷惑かけてん「夜琉っ!!!!!」


広斗の説教は璃玖の声で終わったけど…広斗の言うことは正しくて。


…ーー惨めだ。


結局死ぬ事も出来なくて、殴られ蹴られて。挙げ句の果てには説教。


もう本当に何なんだよーーー…。


「夜琉、お前どこ行ってたんだよ!!」


「…」。


「広斗さん達に迷惑かけるなって何度言えばわかるんだよ!!ーって血だらけじゃん!!どうしたんだよ。」


「ち!!」


「舌打ちするなよ!どっか怪我したのか?」


「俺のじゃねぇ。」


「俺のじゃねぇ…ってお前ーー…。」