私わ何も那龍のみんなにしてあげる事が出来ないのに…っ
どうして私の為にここまでできるの…っ?
何にも出来ない自分が悔しくて悔しくて。
唇を強く噛み締めたー…
すると階段を登る足が止まったかと思うと
夜琉の指が唇を割って入ってきて
「噛むんじゃねぇよ。」
と、ひどく辛そうな顔で言われた。
あまりに辛そうな顔に、どうしたらいいか分からなくなって、唇を開く。
すると夜琉の指わそのまま髪に優しく触れた。
「頼むから、自分で自分傷つけるなよー‥」
あまりに優しい口調に何故か無性に泣きたくなったー‥。
「夜琉…っ」
もう離れる事わ無理だー‥
こんなにも溢れてくる強い想いわ
とどまる事を知らないー‥

