大量に入ってきたバイクを見ながら璃玖は
「俺は忠告したから。喧嘩売るなんて馬鹿な真似はもうしないでね。…ー今度は助けないよ。」
と冷たく言い放った。
バイクの光が次々に消えて行き、璃玖に歩みよる人が
「璃玖、夜琉はまだか?」
と聞いていた。
その人の顔が月明かりによって一瞬だけ見えた。
「もうちょっとだと思います。」
「そうか…。ー…ん?誰だそいつ。」
ああーー…
この人はきっと
「こいつは…広斗さんが気にする事ないですよ。」
総長だー…。
狼那連合同盟を統べる那龍のトップーーー…。
「璃玖、俺はそんな事を聞いてるんじゃない。誰だと聞いてるんだよ。」
「…。さっきここで会った奴です。」
だんだん俺に近づいてくる那龍のトップ、広斗。

