=キング of ビースト=3




大量に入ってきたバイクを見ながら璃玖は


「俺は忠告したから。喧嘩売るなんて馬鹿な真似はもうしないでね。…ー今度は助けないよ。」


と冷たく言い放った。


バイクの光が次々に消えて行き、璃玖に歩みよる人が


「璃玖、夜琉はまだか?」


と聞いていた。

その人の顔が月明かりによって一瞬だけ見えた。


「もうちょっとだと思います。」


「そうか…。ー…ん?誰だそいつ。」


ああーー…

この人はきっと


「こいつは…広斗さんが気にする事ないですよ。」


総長だー…。

狼那連合同盟を統べる那龍のトップーーー…。


「璃玖、俺はそんな事を聞いてるんじゃない。誰だと聞いてるんだよ。」


「…。さっきここで会った奴です。」


だんだん俺に近づいてくる那龍のトップ、広斗。