=キング of ビースト=3





「おい。」


どうしようか?と悩みながら目を瞑る。


「おい、お前。」


どっかから金降ってこないかなぁ?なんて馬鹿な事を考える。

「おいっ!!」


………。


シカトをし続けるのも無理があるみたいで、肩を叩かれると振り返らない訳にはいかない。


小さくため息をついて振り返るとーー


(…綺麗。)


ーー小さめな綺麗な顔があった。
暗くてよく見えなかったが、璃玖の顔は綺麗だったらしい。



「お前…まじで帰りなよ。今から那龍のトップが来る…勿論下っ端も沢山。あんた自身が危険だよ。」


そして璃玖は優しいらしい。
那龍を馬鹿にした俺を逃がそうとしてくれるらしい。


だけどー…


「だから何?俺はここにいたいからいるんだけど。」


そんな中途半端な優しさなんて要らない。


ーーー俺の感に障るだけだ。