ゆっくり歩き出した夜琉。 それにつられて歩き出した私。 背後で芯さんの乗った車が走り去ったのがわかった。 5分程歩いて倉庫の入り口に着いた。 そして、夜琉が 「…ーお帰り、由莉。」 そう微かに呟いたのが聞こえ、倉庫に足を踏み入れた。 そこにわ那龍の面子が沢山いて、私達を見るとかなり驚いた表情をしていた。 だけど、侑が 「由莉さんっ!!夜琉さんっ…!!」 そう叫んだ時、みんなの顔が輝かしいモノとなったーー…