=キング of ビースト=3




「それじゃあ、私も失礼します。」


そう言ってソファーから腰を上げた私につられて璃人さんも腰を上げた。


「由莉ちゃん、これ。」


と言って差し出された白い封筒ー…。


でも、私は…


「璃人さんが持っていて下さいー…。」


手紙の受け取りを拒んだ。


「いいの?読まなくて。」


「はい。もう十分です。」


「そう。」


「またどうしてもお兄ちゃんの想いを知りたいと思う時に、璃人さんに会いに来ます。…ーそれまで、また預かって貰っていてもいいですか?」


「分かったわ。」


了承した璃人さんはもとあった場所に手紙をしまった。



良かった…。
また預かって貰えて。


璃人から教えて貰ったから…。

私がどれだけお兄ちゃんに想われていたか、をー…


お兄ちゃんがどれだけ私を大切に想ってくれていたか、をー……。



だから、もうー…