するとフワッと優しい香水の匂いがして暖かい温もりに包まれた。
『大丈夫よ…落ち着いて。』
そう耳元で言われて不思議と心が落ち着くのが分かった。
しばらくして私が小さく
大丈夫です…
と言うと璃人さんは離れて行った。
『兄って事はあなたは志音の妹?』
問いかけられた言葉に小さく頷く。
『そう…。私は志音の知り合いなの。』
『…。』
『志音があなたを大切にしてた…とても大切に。
志音が大切にしていたあなたに一度どうしても逢ってみたかった…。
だから…』
と言葉を切ってまた私を優しく抱き留めた璃人さん。

