「私は式には参列しなかった。車の中で他の参列を傍観しているだけだった。
するとかなり人目を惹く女の子を見つけた…それが由莉ちゃんだった。」
「…。」
「すぐに分かった。志音が大切にしていた子だ、ってね。
ただ予想外だったのがーー…
…ー志音の妹だったって事。」
「え?」
「だってさ、あんな風に大切にしていたから…由莉って子は志音の彼女かと思ってた。」
「…。」
「だけどさ、由莉ちゃんと話してみて分かったよ。志音がこんなにも大切にしていた訳が。」
フッと笑った璃人さんは
由莉ちゃんは私と出逢った時の事覚えてる?
と聞いてきた。
「…もちろん覚えています。」

