1時間後、素敵な場所は、宇宙に変わった


芝生の丘に皆で寝転び手を繋ぐ


この時、初めて流星が手に届く


星たちは音に合わせて、私の体に降り注いでは染み込んでいく


体を起こし風を仰ぐ


目をつむり無重力になる


世界で、いや宇宙で一番幸せなんだと確信した


私たちは悲しくも意味を持たないスキを伝え・・・


意味が持てないキスをし、幸せを感じる・・・


これでいいんだ


みんなが幸せであれば


私が幸せであれば


次の日、何も形として残らなくても、この記憶だけは残るから・・・


それが物理的には存在だといえないならそれでもいい


だけど私の中には強く大く存在し続けるから・・・


見えない『Ring』として・・・