no drug no future

hellに着き、早速リョウさんから玉を引く。

そして一錠噛み砕き飲み込む。

30分後あまり変化がない自分にイラついてきた。

ぶっ続けてキメてたから身体に耐性がつき、薬が効きにくくなっていたからだ。

癒真くんも、敬ちゃんも同じ状態みたいで、もう一錠づつリョウさんから引く事になった。

また一錠飲む。

その一錠の効きは凄かった。

5分もたたないうちに急激に玉、特有の”波”が押し寄せてくる。

もしかしたら、さっき30分と思っていたけど、もしかしたら15分くらいしか立っていなかったのかもしれない。

薬の効きが待ち遠しい時は、時間感覚が狂う。

そしてさらに5分?後、とてつもない”ビックウエーブ”が来て、ついに私はその波に飲まれた。

動けない。

全身が震えたち、快楽に支配された。

ここまでの多幸感は初めてだった。

このまま死んでしまいたいくらいの快感。

1時間くらいかな、ソファーで一人の世界に没頭していた。

というより、没頭させられていた。

波は少しずつ治まり、立てるようになり踊った。