夕日も気がつかないまに落ちていて、空はコバルトブルーになっていた 顔を上に上げて木々から溢れる青に吸い込まれそうだった 木の葉が秋風に舞う 私は動けなくなった 音も喧騒も消えて青だけに包まれた こんな星一つ見えない都会の夜景に見とれる私・・・ それは素面では何も感じれなくなった私の心の証だった