no drug no future

それでも家に帰りたいという気持ちが襲う。

暖かい布団に丸くなり癒されるテレビでもみてゆっくりしたい。

あぁ、スープくらいなら飲みたいな・・・。

そんな平和な妄想をしながら、少しでもキレメの辛さを紛らわそうとする。

でも効果はまったくない。

薬がきれたらこんな森の中、最低な環境の地でしかない。

トイレは汚い、テントは蒸し風呂、枕も、冷たい飲み物も、食欲もない。

残ったのは最悪なメンタルと体調だけ。

あっ、あとね、いちよう思い出?かな。

思い出・・・それは遠い遠い夢みたいに感じた。

さっきまでこの場から離れたくないと、あれだけ願っていたのに・・・。

恐ろしいね薬は・・・。なんてつくづく思う時。

天国から一気に地獄に突き落とされたこの不快感。

凄まじい快楽も日常じゃ味わえないけど、この異常なまでの不快感も中々味わう事はないだろう。

まだブースからしぶとく鳴り響いているサイケ音が耳障りで仕方ない。

マジで皮肉を感じた。

今じゃ雑音でしかない・・・。