そして

私はまた色々な妄想を
繰り広げだす。


ーその時ー


「あの…?」


話かけられて振り返ると


背は高くて175cmくらいかな?

黒髪でサラサラで顔は整っていて
好青年って感じの

学ラン男の子が立っていた。


「はい?」


「いつも学校帰りに

君を見かけるんだ

それで、気になって

もしよかったら
友達になってくれないかな?」


「友達ですか?
いいですよ」


何これ?

なんなのぉお?!


この少女漫画みたいな展開は!!


こんなこと奇跡がない限り

私には

もう二度とないだろうと

浮かれながらも自分を宥めた