「ちょっと待って!
あたしに用なんでしょ!ユウちゃんには何もしないでっ!」
ユウちゃんを巻き込みたくなく、とっさに大声をあげた。
すると上級生は急に焦りはじめ、戸惑った表情をし近づいてきた足を止めた。
オドオドとしたその視線の先は、あたしでもユウちゃんでもなかった。
金縛りにでも遭ったかのように、ずっと後ろを見つめる上級生達の視線を追い、後ろを振り返ってみる。
その視線の先には、上級生をじっと冷たい視線で見る大概くんの姿があった。
「あずを傷つける奴は、誰であっても許せない。
あずに関わらないで!」
大概くんは強い口調で上級生達に言った。

