予想通り教室に入ると、授業が始まるまでクラスメートに囲まれたが、あたしは、大概くんとの事に関しては、一切何も言わなかった。
休み時間や昼休みまでもクラスの粋を越えて女子が集まって来るほどの騒ぎで、隙を見てはユウちゃんがその中から出してくれた。
改めて大概くんの人気を実感させられた。
放課後になる頃には“大概陸に彼女ができた”との噂は学校中に広がっていた。
あからさまに睨みつけに教室の廊下を行き来する上級生をはじめ同学年の女子にまでも反感をかっていた。
そんな中、唯一何も変わらず接してくれたのは、ユウちゃんただ1人だった。
「アズ、帰ろう。
あっ…もしかして大概と帰る予定だった?」
「ううん、大概くんは部活あるから。
ユウちゃん一緒に帰ろう。」
2人で昇降口に向かった。

