「いいんだって!俺が引き止めたんだから着てて!」
なぜだかいつもの大概くんとどこか違うように感じた。
「あず、ブレスレットどうした?」
いきなりのその言葉にドキッとし、緊張が走った。
「あっ…、あれは…。その…。」
焦ってうまく言い訳も出来ず、言葉に詰まった。
「ブレスレット付けてた手、かして。」
大概くんはそう言うと、あたしの手を取った。
「あのねっ、…ちょっとだけ外してて、家に置いてあるんだ…。」
あたしは思いつきで必死に言い訳をした。
「もう、いいよ。」
嘘を付いているあたしに感づいてか、大概くんは優しい口調でそう言うと、穏やかに笑いながらあたしの手首に何かをつけた。

