「よし!手当て終了。」
ユウちゃんの献身的な手当てのおかげで痛みも和らいだ。
「さすが彼氏がボクシング部だけあるね。」
「まあねっ、傷の手当てなら任せてよ。
…このブレスレットも治してあげられるとよかったんだけど…。」
「…しょうがないよ、もうボロボロになっちゃったんだから…。」
ブレスレットを見るたびに、胸が締め付けられるように痛くなった。
「ユウちゃん、色々ありがとう。遅くなっちゃったからもう帰るね。」
「あっ、じゃあ送って行くから下で待っててっ!」
ユウちゃんにそう言われ、あたしは階段を降りると、先に外に出てユウちゃんを待っていた。
外はいつの間にか夕方になっていた。
ふと視線を向けた玄関先の門の前に、誰かが立っているのに気づいた。

