「アズ…? 手に何持ってるの??」 ユウちゃんの言葉に焦った。 手には壊されたブレスレットを持っていたので、大概くんの前では言い出せなく、見つからないように制服のブレザーのポケットに入れた。 「なんでもないよっ! それより大概くんにも捜させちゃってごめんね!もう大丈夫だから、ありがとう。」 あたしがそう言うと、今までずっと動かなかった大概くんが急に立ち上がった。 いつもとは全く別人のような険しい表情を見せたかと思ったら、何か小声で言い、勢いよくどこかに向かって走って行ってしまった。