せっかく大概くんが付けてくれたのに、無惨に引きちぎられてしまったブレスレットを見ると、涙が溢れ出て止まらなかった。
「ざまーみろ…。」
そう言い残すと、上級生達は笑いながら去って行った。
文句や叩かれるのなんて平気だが、大概くんから貰ったブレスレットを壊されたのだけは悔しくてしかたがなかった。
「アズ!!大丈夫っ!!」
遠くからユウちゃんの声が聞こえた。
しかし、真っ先に駆け寄ってきたのは、ユウちゃんではなく大概くんだった。
あたしは何で大概くんがこの場所にいるのか疑問に思いながらも、ボロボロになった自分の姿を見られるのが恥ずかしく、とっさにうつむいた。
そんなあたしの気持ちを察してか、ユウちゃんは隠すようにあたしに覆いかぶさった。

