「付き合っているの??
あの大概陸と!!」
興奮気味に発したクラスメートのその言葉に、あたしは思わずあ然とした。
「はっ…?
何でそんな話になってるの??」
いつの間にか大勢の女子に囲まれ、何でそんな話になっているのか全く分からず、頭はパニックになっていた。
そんな緊迫の状況の中、さらに場を悪化させるような鋭い声が廊下から聞こえてきた。
「上村あずまって、このクラス?」
その声の先には、表情が凍りついたような視線であたしを見る数人の女子がいた。
上履きのラインが赤い事から、すぐに上級生だということが把握できた。

