「…えっ…?」 大概くんから出た一言が意外すぎて、あたしは驚いたまま何も言えなかった。 「無理??」 何も言わないあたしに大概くんが再度質問してきた。 「いやっ!だっ大丈夫だけど…」 心拍数が異常に上がるのを感じるなか、あたしは必死で普通を装った。 階段を登り始めていた足を止め、ゆっくりと降りると昇降口に向かって歩き出した大概くんの後を追った。 「ここでもいいかな…?」 大概くんは、昇降口を出た先にある石段に腰を下ろすと、あたしを見上げながらそう言い、自分の横を手でトントンと叩いた。