愛ガ降る




水槽には遠くの方を猛スピードで泳ぎ、水槽の窓3面を何度も行き来している何かがいた。



「…イルカだ!!」



あたしは思わずそう叫ぶと、走って水槽の窓に駆け寄り、覗き込んでイルカをさがした。



「…ここは、ショーの会場の真下なんだ…。」



大概くんはあたしに歩み寄りながらイルカを見て言った。



「大概くんっ!
見て、凄いよ!イルカが近付いてきたよ!!」



あたしはイルカを間近で見れた嬉しさから再びハシャぎ、興奮しながらイルカに手を振ったりとすっかり気持ちは子どものようであった。