愛ガ降る




深海の魚は、じっと動かなかったり、ゆっくり動いたりと、まるで時間がスローになっているかのような錯覚を感じ、まさに神秘的な空間となっていた。



2人の足も自然にゆっくりになり、数々の大きな水槽に囲まれ眺めながら歩いた。



深海のエリアを抜け歩いて行くと、通路に蒼い光が洩れている入口があった。



「ここは…なんだろう…?」



光に導かれるように中に入って行くと、そこは壁一面青く染まったドーム型の広い空間となっていた。



正面には、大きな水槽の窓が3面にわたって広がっていた。