「…だって……。」
自分はもうすっかり治ったと思っていただけに、ショックはとても大きく涙が溢れ出てきた。
「手術なんて、考えられないっ!」
あたしは誰も悪くないのを知りながら、思わず叫ばずにはいられなく、そのまま家の外に飛び出した。
両親は、あたしを止めるどころか、あたしのその姿を予想できていたかのようであった。
家を飛び出し、あてもなく歩いた。
勢いで出てきたこともあり、何も持っていなかった。
しばらくすると、徐々に冷静さを取り戻し、お父さんとお母さんも真実を話す事が辛かったであろうと気付いた。
しかし、もし手術が失敗でもしたら…と思うと、不安な気持ちでいっぱいだった。
そんな気持ちのまま無意識にたどり着いた先は、大概くんと一緒に来たあの公園だった。

