「あの時…、
あたし、かなりパニックになってて、無我夢中で大概の名前叫んだんだよね。そしたら、それを聞いていた大概の友達が、すぐに大概の事を呼びに言ってくれてたみたいで…。」
すると、話の途中でユウちゃんは急にニヤニヤし出し、続きを話し始めた。
「…大概がアズの所に駆け付けた時、ちょうど救急車が到着したんだけど、大概はすぐにアズを抱きかかえて救急車に乗せたんだよ。
大概のその姿、格好良かったんだからっ!…見ててちょっと妬けちゃったよ…。」
ユウちゃんが話してくれた内容は、なんだかリアルで、話を聞きながらあたしは頭の中で大概くんの姿を想像していた。
…あたしが気を失っている間にそんな事があったなんて…。
あたしが思っている以上に、大概くんがあたしの事を想ってくれている事を感じると、自分が自分で良かったと初めて思えた。

