それからすぐに大概くんは病室を出た。
少しでも長く一緒に居たくて病院の入口まで送りたかったが、大概くんから強く止められ仕方なく窓から姿を見ていた。
病院から出てきた大概くんは、あたしが窓から見ているのを知っていたかのように、すぐに気付き手を振って帰って行った。
今のあたしには、そんな些細な事でも幸せに感じられるほど心が満たされていた。
次の日、より詳しい検査に入り、午後にはお母さんが医師から病院に呼ばれた。
あたしは安易に検査結果が出たのかな…という程度の思いしかなく、特に深くは考えていなかった。

