愛ガ降る




…目を覚ますと、窓の外は薄暗くなっていた。



ふと横を見ると、そこには大概くんが椅子に座って何かの本を読んでいた。



あたしは大概くんの姿にびっくりしてベッドから飛び起きた。



「…大概くんっ!
来てたなら起こしてくれれば良かったのに…。」



「いや…あずが寝ていても俺は別にかまわないし。
…それに、なんだかぐっすり寝てたみたいだから。」



大概くんはそう言いながらクスッと笑った。



今日1日、どんなに大概くんに会いたかった事か…。



大概くんが良くても、あたしにとっては貴重な時間なのに…。こんな時の大概くんの優しさには、かえって困ってしまう。