翌日、早朝から起こされたあたしは、朝から検査続きであった。
昼過ぎには終わったが、何もない病室に戻っても何をするわけでもなく、ただベッドに横になっているだけであった。
何より、体はもうなんともないのに学校へ行けない事が苦痛で、嫌気を感じていた。
そんな気持ちを紛らわせる為に、病院の庭に出てケータイを見た。
大概くんからのメールを読み直すと、気持ちが穏やかになり無性に会いたい思いが込み上げてきた。
そんな切ない思いでいると、遠くからあたしを呼ぶ声が聞こえてきた。
「あずまっ!」
その声に振り向くと、出張から帰ってきたお父さんがこっちに向かい歩いてきた。

