…そういえば。
今日、大概くんに渡したい物があった事を思い出した。
昨日、大概くんからケータイを買ったと聞いて、帰ってからお揃いのストラップを作っていた。
バックの中から出したストラップを見た途端、急に大概くんの事が恋しくなり、抑えきれない感情のままケータイを片手にこっそりと病室を抜け出して屋上へ行った。
今日のお礼も言いたくて、大概くんにメールを入れた。
『今日は心配掛けてごめんなさい。
それから、ずっとそばに居てくれた事、お母さんから聞きました。
本当にありがとう。
今日大概くんに渡すって約束していた物、渡しそびれちゃった。
早く渡したかったからすごく残念。
また今度渡します。
今日は本当にありがとう。おやすみなさい。』
メールを入れただけなのに、なんだか大概くんがとても身近に感じた。

