愛ガ降る




「大概くん、ありがとう。」



あたしのその言葉に、さっきまで心配そうにしていた大概くんの顔が笑顔に変わった。



「じゃあ、あずが目をさまして安心したから、俺帰るね。」



そう言って大概くんは立ち上がった。



「…大概くん、ユニフォームのままって事は、今から学校戻るの?」



「うん。荷物そのままで来たからね。」



大概くんはなんの負担も感じていないような素振りを見せ、優しく笑った。



外はいつの間にか暗くなっていた。