愛ガ降る




休みの日となればサッカーの練習が入ってしまうので、会って話が出来るのは、授業が終わって大概くんの部活が始まるまでの30分程度の間だけだった。



そういった事もあり、この1ヶ月間は付き合ってる実感はなかった。



だからこの大概くんからの誘いのメッセージは、かなり珍しい事だった。



これが本当に大概くんからのデートの誘いだとしたら、デートなど今まで無縁だったあたしにとっては一大事であった。



「ユウちゃん、どうしようっ!
2人で何すればいいの?」



「アズ、せっかくの大概との初デートなんだから、思う存分楽しんで来なきゃだめだよ!
それにアズは彼女なんだから、やりたい事遠慮なく言えるんだからね。」



デートの経験がなくても、好きな人と出掛ける事への憧れはあり、こんなあたしでも誰もが想像するであろうイメージがちゃんとあった。



ユウちゃんの言葉に期待が一気に膨れ上がった。



あたしは大概くんとの約束の日曜日が待ち遠しくてしかたがなかった。